Monthly Archives: December 2006

私の33年前(1974年)の世界一周旅行 24

1974年 2月11日 今日は幸治さんの厄日。買ったばかりの鞄が裂ける。エディンバラで貰った飴をたべていて、左奥歯の被せがはずれてしまう。大事な手帳を失くしてしまう。。。 ロンドンの近郊のウィンザーへ。バスで一時間半。バスの窓からイギリス独特の美しい建物・住宅を楽しみ、また緑の芝生に羊の群れが遊ぶのを喜ぶ。 小さな小さな町に大きなウィンザー城。オモチャのような兵隊さんがこちらにもおられます。格式と威厳を持ち合わせて、そしてかわいい。。ウィンザー城はエリザベス女王のおわしますお城とか。まことに愛らしくヨーロッパのお城を想像すると、このお城になる。北杜夫の「さびしい王様」が住んでいるようなお城。美しく少々オテンバな王女が住んでいるような、白雪姫が住んでいるような。。  絵本に出てくるような色とりどりのかわいい家が並び、広々としたみどりの平原?がすぐ近くに控えているこの町に世界で最も有名なイートン校がある。「チップス先生さようなら」の舞台になったイートン校。是非見ておきたかった。日本では中学・高校に当たるのだろうこの学校の学生さん達はなんと燕尾服(モーニング)のような服を着ているのです。ハイ。全寮制(男子校)だとか。格式と伝統とを徹底的にたたみ込まれるのでしょう。そして、オックスフォード、ケンブリッチ大学へ進みイギリスを背負って立つことを今から自負している子供達。自由の国と言えど大学に進学出来るのは家系とかである程度決められている。そして、その責任を自負させている。自由の中の行き過ぎるほど思われるほどの形式と、歴史の重みのイギリス。。 帰りのバスに乗るのがどこからか分からず訊くのだけれど、皆さんいろいろ違うことを言ってくださる。バスを待っている時飴を口に入れて、幸治さんの左下奥歯の被せが外れてしまう。。どうにか4時半ごろビクトリア駅に着き、大急ぎでピカデリーへ。幸治のスリーピースを買う予定、5時に商店が閉まるイギリスなのでフウフウいってたどり着いて、前から選んでいたスーツを買いました。 その時手帳を忘れてきたようだ。 チャイナ街で[麺]と大きく看板の出ているお店、前から気になっていたお店に入りました。愛想の悪いウェイター、ずいぶん気を悪くしたけれど味は素晴らしく、旅に出てからの一番美味しいと思いました。日本でもなかなか見つけられない味を持つお店。帰りにおつりは要らないと言ったら、すこぶる無愛想だったウエイターが変身してバイバイを言いにきた。生活力旺盛な中国人、架橋の人よ。   明日、イギリスを発つ。。。  久しぶりに洗濯。 ウィンザーで毛皮の帽子を買う。ピカデリーでお土産用のネックレスとタバコ入れを買う。

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私の33年前(1974年)の世界一周旅行 23

1974年 2月10日 エディンバラからロンドン うっとおしいお天気。この冬のエディンバラはこのような天気が多いらしい。ホテルで朝食してこのホテルとお別れ。優しいホテルのマスターは二人にキャンディーをくれました。荷物を預けて日曜日の閑散とした町をぶらつきエディンバラ城へ行く。石造りの美しい堅強な昔の戦いのお城。市中が一望に見渡せる(この時虹が架かった)。。。中世の町。時間が止まっているような町エディンバラ。。。  エディンバラ王の戦争の歴史、衛兵の歴史が整理されて保存されている。 どうにか一軒開いているレストランで昼食をとり、帰りの飛行機便の時間までかなりブラブラ。どしゃ降りになった雨を避けてバスターミナルのショッピングセンター(かなり近代的)で過ごすが休日でお店がほとんど閉まっている。エディンバラの空港でタータンチェックのスカートをはいた男性達が演奏してくれていた。写真ではなく本当に着ているのを見たのは初めてで不思議な感激がありました。 小さな空港はすごい雨で飛行機の発着が危ぶまれたがどうにか無事にロンドンに着く。一週間借りているホテルに着いてホット一息。夜11時少し前。  

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私の33年前(1974年)の世界一周旅行 22

1974年 2月9日 ロンドンからエディンバラ 朝、7時起き。ビクトリア駅でエディンバラ行きの飛行機のボーディングパスをもらって、この旅行はじめての列車に乗ること一時間。ギヤッドウックという駅の空港に着く。日本の交通機関はイギリスを手本にしたとかで、電車はよく似た雰囲気です。(そういえばイギリスの車の運転も右ハンドル)電車の乗り口がワンシートずつにあってしかも自分で開けて乗り降りするのには危なくないのかとびっくり! ロンドンは雨だったけれど飛行機に乗って一時間、エディンバラは晴れ。思っていたほど寒くも無し。 AIRバスでエディンバラの中心地、プリンセスストリートの繁華街に着く。 なんと美しい街なのでしょう。またロンドンとは違った歴史と風俗を持つスコットランドの味が漂っている古い町並み。すすけたような黒い建物がぎっしり。通りを隔ててエディンバラ城や由緒ありげな協会や建物群。青空と雨空の変化もはげしく、なんとなく時間が止まったような中世に佇む感じ。。。 ホテルを求めて一時間、歩きに歩き幾つかは見つけたが、いずれも高く結局へイマーケットステーションの前のクリクトンブライベートホテルに決める。二人で4.40£。部屋の鍵は、びっくりするようなおごそかな古代風な物が3つ。幸治はお城の番人になったようだとはしゃぐ。 落ち着いて残金の計算をしてみると明日の食費もおぼつかない。運悪く土曜日で銀行はすべてお休み。なんとかトラベラーズチェックをポンドに換えようと鉄道駅を訪ねたり、トラベラーズチェックで物を買うことに決めた。そこで買ったのが私と娘千果とお揃いのタータンチェックのスカート。タータンチェックの故郷スコットランドでオールウールのミニのスカート。娘にはやや大きいかもしれないけれど、帰国した時に二人で着るのが楽しみだ。 そのおつりでやっと出来たポンドで幸治の今度の旅のハイライトの一つであるスコットランドでスコッチを飲む為にバーに行く。プリンセス通りの裏通り、典型的なパブを見つけた。幸治は夢心地でフェイマスグロウスを2杯、ビターを2杯。通代はビター小を一杯。それと気のいいマスターに頼んでつくってもらった「甘くて軽い」なにかを一杯。このマスターのおじさん、私のこと「美しい・・・」と小声でささやく。商売上手だ。幸治は隣で飲んでいる造船所で働くスコットランドの男性と歓談する。スコットランド英語の訛は仰天するほど奇怪だ。「彼は英語で話しているの?」と私は幸治に訊く。「英語のようなんだけれど・・・解りにくいんだ」 もう一件店を訪ねる。なにしろパブの安い事がうれしい。幸治曰く「これで本望」とやや酔い気味。帰りに中華料理店だけが開いていたのでやっとの事で食事ができた。非常においしい・・・久しぶりの感じ。 この日記を書いている途中でなんと湯たんぽ(ゴム製)の配給がありこれまたびっくりする。  事多し、エディンバラ。スコッチの故郷。

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私の33年前(1974年)の世界一周旅行 21

1974年 2月8日  ロンドン4日目 今日はいろんなことがありました。朝食後、まずコレラの予防接種をしてから、明日エディンバラへ行くために鉄道の案内所へ行った(エディンバラ発音が一番最初のエにあることを知らず中々通じなかった)。そこで日曜日は電車が動かないと聞かされ、飛行機の案内所へ行くと、土・日の往復料金は平日のほぼ半額ちかくになる事を聞いた。片道は田園風景を見たいと思っていたので鉄道にしたかったのだが、鉄道片道£7.9、飛行機は往復£14.5。 それに過去10週間、日曜日はストのため鉄道は動いていないと知る。飛行機に決める。 国立美術館へ行こうとして道を間違えてロンドンの市場を見る。屋台に並ぶ野菜、果物、花、肉屋さん、とても上品な町の生活の匂いを知る。こういうのが旅行の楽しみ。良かった。 国立美術館・・・ゴッホ、セザンヌ、モネ、ルノアールのどこかで見かけたなつかしいような絵に出合う。本物なんだ!と妙な感激。やっぱり素晴らしい。あと宗教画が多かったが私にはあまり興味が無く一通り見たという感じ。 大英博物館・・・大英帝国時代の権力が象徴するかのような博物館。エジプトの古代美術品が「これでもか!」と言うくらいに多い。その中でかの有名なロゼッタストーンを探し求めて、お目にかかり感激!(たぶんレプリカだろうけれど) 古代エジプト文字・近代エジプト文字・ギリシャ文字の三種の文字で同じ内容の事が書かれているという石。古代エジプト文字を理解するうえで貴重な資料となった石。ナポレオンが持ち帰った??という石。          アッシリア、インド、中国そして日本のものも少し集められてある立派な博物館でした。 私の皮の髪飾りと幸治の小銭入れを無くしてしまったことに気付いた。たぶん国立美術館で日本へTELした時にでも忘れたのだろうと引き返した。幸治の小銭入れが見つかる。さすがジェントルマンの国です。  娘、千果も元気な様子。博物館で千果と同じくらいのよく似た女の子を見かけて、忘れようと努力している私達の胸があつくなる。 オックスフォードst.でバッグを買いピカデリー辺りをウロウロ歩く。スロットマシーンで遊ぶ余裕! 中華料理店の並ぶストリートの一件で夕食を食べる。久しぶりに「料理された」食事を食べる。美味しいかった。 よく歩きました。      

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