Monthly Archives: October 2004

長崎の小旅行

主人と長崎に行ってきた。大きな目的が二つ。 一つは、主人がこの春から『長崎さるく博’06』のコーディネイトプロデユーサーを引き受けた。博覧会のプロデユーサーは『しまなみ海道’99』と『南紀熊野体験博』の後、引き受けないと家族にも宣言していた。その気持ちはかなり強固なものだった。博覧会を引き受けた時の主人の体力・気力の消耗を解っていたので、「また何故に? しかも遠い九州・・・」 主人の気持ちを動かした長崎の街に行ってみたいと。 二つには、『長崎くんち』を見せてくださるという・・・かねがね、一度は観てみたいお祭り。 行ってみて、何故主人が『長崎さるく博』を引き受ける気持ちになったのか、そして主人が何をしようとしているのかが解ったような気がした。長崎という街の魅力を生かし、長崎の素晴らしさを市民の手で、市民を含めて日本中に知ってもらう必要がある。主人の気持ちが理解できたような気がする。 日本で特異な歴史を持つ街。西の果て(失礼)ゆえに鎖国の日本で唯一貿易が許され、オランダ人、中国人の住んだ街。勝海舟、坂本竜馬達が学んだ街。原爆の落とされた街。そしてキリシタンの悲しい歴史。また、ぶらぶら節の芸者梅八の住んだ町。街を歩いて、歩いて色濃く残るその歴史を感じる街。 そしてまた、新しい長崎の街は大変おしゃれでした。街なかを走るチンチン電車も今では珍しく、楽しく、懐かしく新しい、市民の足(どこまで乗っても、乗り換えても100円)。そして異国情緒がたっぶりで美しいグラバー園と続く海岸の公園、海をみながらテラスでの食事が出来る雰囲気は私の大好きなバルセロナの海岸のようだ。街中を流れる中島川に大きな緋鯉が沢山泳いでいる。中華風のお寺が珍しい寺町。稲佐山からの夜景は、ユーミンが「宝石箱をひっくり返したような美しさ」と言ったそうだ。本当に綺麗。函館の夜景、六甲山から見る神戸の夜景とは、また違い、自分の手に拾えるような光の美しさがある。 卓袱(しっぽく)料理、中華と西洋と日本が混在した料理で珍しく楽しく美味しい。(関西人の私には甘味に感じる) チャンポン、皿うどん、の中華料理。当然ながら日本で初めて食べられた西洋料理。歴史と一緒の感じが楽しい。鰯の刺身もおいしい・・・。 くんち。すごい!あの迫力。あの結束力。言葉では表せない。(市長席のすぐうしろで見せて頂きました) 「もってこーい」(もういちど)と観ている人々がアンコールをせがむ言葉をかけるのだけれど、私も「もってこーい」と言いながら、申し訳ないような気分になる。そして、そのまま街中をご挨拶にまわっている雰囲気が祭りらしくて好き。 修学旅行でバスに乗り、駆け足でまわった長崎とは違う長崎は新鮮でした。 おしゃれな街とはこういう街のことを言うのだろうな。歴史が息づき(悲しい出来事をも含めて)、祭りが息づき、人々の暮らしが息づき、そこにのみある風景があり・・・大事にして欲しいと思うことがいっぱいのの街。 大都会のようにブランドものが街を闊歩して、新しいセンスのビルが並び、新しい販売力を持つ新しいビルに人が殺到する・・・それをおしゃれというのだろうか?  なんて思った小旅行でした。

Posted in General | 2 Comments